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私が防府読売マラソンで失敗した理由

 こんにちは、ウェルビーイング株式会社代表取締役の池上秀志です。


 今回は私が防府読売マラソンで失敗した理由を書いてみようと思います。本当はわざわざ記事にするのも言い訳めいていてやめておこうと思ったのですが、ありがたいことにウェルビーイングオンラインスクールの受講生の方から「どうして上手くいかなったのか書いて欲しい」とのリクエストを頂きました。本当はもっと早く書くつもりだったのですが、実は防府読売マラソンの前からある有料会員様より本を一冊書いて欲しいと言われていたので、そちらを先に書いており、すっかり遅くなってしまいました。


 改めて、私がどうして防府読売マラソンで失敗したのか、私なりの感覚、そして私のコーチであるディーター・ホーゲンからのコメントも交えて書かせていただこうと思います。


 さて、今回の防府読売マラソンに向けての練習を始めたのはおよそ3ヶ月前です。その前は基礎練習をしていました。去年の3ヶ月でのベルリンマラソンでのオーバートレーニングで完全に体を壊しながら、少しずつ少しずつ戻していきました。頭がフラフラして、キロ5ですら、走れなかったり、ひどい時は気を失ったこともありましたが、その症状が出る日が徐々に減っていきました。最後にその症状が出たのはマラソンの11週間前でそれ以降は頭がフラフラする症状は出ませんでした。


 それまでもその時々でできる基礎練習をコツコツと積み重ねることができていたので、マラソントレーニングにはスムーズに入っていくことが出来ました。400m20本と40km走では人生でもベストなワークアウトをこなすことも出来ました。一つ気がかりだったのは、インターバルも速いペースでいけている、距離走も速いペースでいけている、主観的な疲労感もそれほどない、それにもかかわらず1キロ3分から3分5秒くらいのレースペースが充分に楽には感じられなかったことです。もちろん、インターバルではそれよりも速いペースで行っているわけですから、楽といえば楽なのですがマラソンは42kmです。それをイメージした時に、充分楽とは感じられませんでした。


 ですが、全ての練習で楽に感じられなかったわけではありません。一度疾走区間の合計が16kmになるインターバルをしたのですが、その時は2:59-2:57/kのペースでマラソンをイメージした走りが出来ていました。しかもそれはマラソンの5週間も前です。ところがその後、マラソンが近づいても同じような感覚は持てませんでした。勿論、頑張れは1キロで2分50秒を切ることはできました。でも感覚的にこれでマラソンでもいけるという力を使わずに1キロ3分から3分よりも少し遅いペースで走るという練習はできませんでした。


 一度できたことが何故できなくなったのか?勿論、オーバートレーニングだからです。私は予定していたいくつかの練習を変更して、修正を図りましたが、結局レースの日までに戻すことが出来ませんでした。そして、今から思えばですが、そんな状況の中で40km走と35km走でこれまでには出来なかった練習ができてしまったこともさらに状況を悪くしていたと思います。私としては「これだけ脚が重い状態で、これだけの内容を、この疲労感で出来ているんだから力がついたな」と思っていました。「力がついた」のは間違いないでしょう。ただ、レースから1ヶ月を切った段階で、オーバートレーニングの状態から一度回復していたとはいえ、今までにやったことがないほどの負荷をかけたのは結果論としては、完全に誤りでした。結局、最後の最後まで脚の重さが取れないままレースを迎えることになってしまいました。


 四日前の10キロ走では、ちょっと体が重くてあまり状態が良くないなとは思っていました。ただ、トータルでの練習はしっかりと出来ていましたし、脚が重い状態でもしっかりと体を動かすことが出来ていました。練習は一人でやるので、単独走にも不安はありません。集団の力を借りながら、もし状態が悪ければ早めに集団から離れて3:10/kで一人でおしていこうとは思っていました。ついていけるところまでついていくのではなく、早めに離れて、ゴールまで3:10/kで走りきれるところで離れようと思っていました。ですから、レース当日に11キロ過ぎで集団から離れたのはある意味では予定通りです。脚が重いなとは思いましたが、それは四日前刺激の時点で覚悟していたことでした。そこから、拾っていくというレースプランでしたから、黒崎播磨の園田さんと旭化成の吉村さんが落ちてきたのを見て、それを拾って最後までいけば良いと思っていました。


 実は園田さんが落ちることは事前に予想していました。吉村さんが落ちることも初めの10キロの走りを見て予想していました。ただ、吉村さんも園田さんも一旦集団から落ちてもそのまま走り切るタイプの選手です。園田さんは今回はだいぶコンディションが悪かったようですが、吉村さんは2時間14分で走り切っています。予定通り吉村さんを拾って、そのまま最後まで行って35kmあたりからペースをあげれば自己ベストが出ていました。読み自体は間違っていません。


 ただ、15キロを超えてから私の脚はどんどん重くなり、もはやそれ以上動きませんでした。なすすべもなく、ひたすらタイムが落ちていきました。やはり練習の段階で、きっちりと状態を修正しきれていなかったのでしょう。


 ここまでは私の主観ですが、コーチからのコメントも記しておきましょう。私とコーチホーゲンはドイツ語でやり取りをしているのですが、語感を残すためにあえて直訳調で訳させて頂きます。一部不自然な日本語に感じられる部分もありますが、あえて意訳はせずに、直訳します。


 「勿論、たくさんトレーニングした末にレースの結果が悪くて残念だ。それは常にひどい出来事で、競技者は誰も望んでいない。


 しかしながら、お前はいつも同じことをしている。取り組み全体から学ぶということが出来ないようだ。


 君のことを人間としては好きだし、他の選手も君と上手くやれるだろう。しかしながら、お前はありえないほど固い頭を持っていて何も中に入っていかない。勿論、私はレースの前に自分の意見はいったし、今回の結果は私が予想した通りのものだった。なぜなら何週間もお前が何も学んでいないのを見て、過去にやったのと同じ失敗をしていたからだ。


お前はたくさん哲学的な説明はするが、それらは泡と煙で現実には何も変えない。お前の最大の問題は常に頭で体を管理していることだ。常に自分を追い込みすぎていて、重要な練習において自分のレベルに相応しい余裕を残していない。


余裕を持って走り始めるということに関しては(筆者注 ネガティブスプリットを作る)学んだようだが、トレーニング全体に関していえば、常に自分の限界までやっていた。距離走に関しても、スピードワークにしても、お前のレベルからすると速すぎた。お前に一つの例をあげようと思うが、私が過去に指導した世界のトップレースで好タイムで優勝した選手たちがレースの8日前にやった10km走はお前が4日前にやった10km走のタイムよりも遅かった。


 どうしてお前がそんなトレーニングをしたのか皆目見当もつかないが、お前はすべてのことに対して哲学的な説明をするのだろう。最大の問題は常に余裕もなく限界まで追い込んで、体の知恵を頭の知恵で置き換えてしまうことだ。常に高速道路の上にいるようなものだ。


 良いトレーニングができると疲れ切ってしまう、脚が重くなる、そして、少し練習を軽くして、体の状態が良くなるとすぐに全力で練習をする、そして、また状態が悪くなる、そしてまた修正して良くなる、これの繰り返しで継続性に欠ける。本来は4ヶ月間常に状態を上げていって、万事順調にいかないといけない。この状態に陥ったのは今回が初めてではない。外から見ているとお前の失敗は簡単にわかるけど、お前は常に自分が賢いと思っている。


 もう一つの例をあげよう。私が指導する3000障害のヨハネス・モッチュマンは2週間前のヴィーンでのマラソンに出場した。彼の走技術や体の大きさを考えると、マラソンには向いていないが、どうしても一度走りたかったらしい。遊びで出るには全く問題はないし、むしろ楽しみだというのが我々の結論だった。彼はごく普通に練習をして、追い込みすぎなかった、そしてヴィーンマラソンでは2時間14分で走って2番に入った。お前ならもっと速く走れるだろうが、もう一度お前の問題を説明したまでだ。

コーチ」


 さて、私自身は今回のトレーニング全体において、自分の思うように、信じたようにやりました。レース前はあまり疲労感も感じられず、過去と全く同じだったとは思いません。しかしながら、説明するとまた哲学的な説明だと言われるのでやめておきましょう。


ただ、私自身も改めて振り返ってみると思うことはあります。


 1つ目は、力を使わずに走るということが徹底できていなかったなということです。今回のマラソントレーニングを考えるにあたっては他の選手のトレーニングや過去の自分のトレーニングを何度も見てああでもない、こうでもないと考えながらトレーニングを組み立てました。しかしながら、基本中の基本を一つ見落としていました。それは、トレーニングが書かれた表には距離と時間は書いてあるけど、感覚は書いていないということです。よくよく思い返してみると、良い練習ができていた時も、決して追い込んでいってその状態に持っていったという感じではありませんでした。継続的に追い込まずに、少なくとも力を使わずに走るということを追求していく中で、何ヶ月もかけて仕上げていったものでした。結局、追い込むという感覚を持たずに、リラックスして力を使わずに走れるタイムを徐々に上げていかないとレースで使えるものは作れないなと感じました。


 2つ目は最後の4週間のトレーニングです。私のコーチも以前「最後の4週間に新しいレベルに到達しようとるするのは間違いだ」とおっしゃっていましたし、現在ノーリツの指導をされている里内正幸さんも「最後の1ヶ月くらいは、もう追い込まない。きつい練習もやるのはやるんやで。やるねんけど、鍛えるというよりはこれで状態を上げていくと思ってやる」とおっしゃっていました。にもかかわらず、私は4週間前を切ってから、今までやったことがないペースでの40km走と35km走を入れていました。3週間前の40km走はギリギリ許容範囲内だったのかもしれません。でも、2週間前の35km走は余計な練習でした。もっと言えば、11日前にマラソンレースペースよりもちょっと速いペースとちょっと遅いペースを繰り返すハーフマラソンの変化走もやっていましたが、これも余計だったかもしれません。


 3つ目は昨日平井健太郎とご飯を食べにいって突き刺さった言葉があります。平井って誰?という方は過去のブログ記事「平井健太郎という男がいる」をご覧ください。伝説の男です。平井に言われたのは「結局ジョグで自分の体調がつかめないといけない。ジョグの感覚で、今自分が10キロを全力で走ったらどのくらいでいけるのかという感覚がつかめないといけない」と言われました。私はと言えば、もちろんコーチから言われた課題は自分でもよくわかっていました。ですから、それを避けようとして何をしたかというとレースに近い刺激をかけました。結局、遅いペースやつなぎのあるインターバルで良い走りができても、レースで走れるとは限らない、自分の体調を正確に知るにはある程度(あくまでもある程度です)レースに近い刺激をかけてその時の感覚で自分の状態を正確に知り、そこから修正していった方が良いと思ったのです。その結果として、コーチが言うように「良い状態が作れても限界点でやるから、疲れて、脚が重くなる、そして修正するとすぐに全力で練習をするから、また悪くなって、そしてそれを修正しての繰り返し」になっていました。よく考えてみれば、自分がどのくらいお金を持っているのか知るためにお金をどんどん使うようなものです。そんなことをしたら、すぐにお金がなくなります。レース当日、私の手元にはもう使えるお金は残っていませんでした。普段から自分の体調を把握し、過不足なくトレーニングしていくことの重要性を再認識しました。


 平井はレースで結果を出すには大まかに最大酸素摂取量、筋持久力、レースペースで楽に走れるかどうかの3つの要素を挙げており、最大酸素摂取量と筋持久力に関してはレース直前で大きく変わることはありません。良くも悪くももう変わらないので、余計なことをしないことの方が重要です。一方で、レースペースで楽に走れると言う技術の部分に関しては、間を開けると忘れてしまうこともあります。これは野球選手の好不調を見ていただいてもお分かり頂けると思いますが、技術的なものは一度マスターしてと思っても続けていかないとその感覚が消えてしまいます。その感覚が消えてしまわないようにするのが最後の1ヶ月くらいの練習といったところです。あとは1週間くらいならほとんど落ちませんが、1ヶ月となると何もしないと落ちてしまうので、維持させておくという目的もあるでしょう。


 何れにしても、「最後の4週間で新しいレベルに到達しようとしない」という原理原則を忘れていた訳ですから、コーチから「学習能力がない」と言われても仕方ないでしょう。


 さて、今回は私の失敗を書かせていただきましたが、この失敗談があなたの参考になれば幸いです。



 このブログ記事を読んでみてどうでしたでしょうか。

 

 具体的にどんなトレーニングをすればいいとか、〇週間前に〇〇というトレーニングそしたらいいとか。調整の時は、〇キロをマラソンレースペースでとかそんなこと一切書いてないのですが、非常に勉強になる部分があったのではないでしょうか。

 

 私はこのブログが大好きで不定期ではありますが、よく読み直しております。皆様にとって少しでもお役に立つことができれば幸いです。

 

 ここからは「ランナーズバイブル」という書籍の紹介になりますので、興味のある方のみ続きを読み進めてください。

 

実はご紹介させていただいた記事は、弊社ウェルビーイング株式会社から出版されている「ランナーズバイブル」の519ページに書かれております。

 

 『ランナーズバイブル』は池上自身が競技者として強くなるために学んだことをまとめあげたものです。しかし、それが他のアマチュアランナーの役に立つとは知りませんでした。

 

 私が「ランナーズバイブル」を読んでマラソントレーニングの勉強をしていたことを、池上が紹介している記事がありますので、ここで紹介させていただきます。

 

「・・・ほんの一例を挙げさせて頂きますと、榮井悠祐さんという方がいらっしゃいます。榮井さんは学生時代は野球をされていて、学生時代の陸上経験はありません。その榮井さんは30歳ごろから職場の上司に誘われたのをきっかけに(というか勝手にエントリーされていたそうです)、マラソンを走ると初マラソンは4時間半で走られました。

 

 このあたりまでは、ごく普通のよくある話という感じだったのですが、榮井さんはここからランニングにのめりこまれました。週に平日だけでも3日から4日は10キロのタイムトライアルをするという徹底ぶりで、常に全力で追い込み続けました。

 

 そんな努力もあって、走力は伸びていってはいました。日本でもそれだけの努力をされているランナーさんはそう多くはないでしょう。タイムも3時間16分まで伸ばされました。

 

 しかし、榮井さんが本当に速くなったのは『ランナーズバイブル』を読んでトレーニングなどについて学んでからです。そこからたった1年で2時間33分というありえないほどの成長ぶりを見せられました。1年前の10キロのペースでマラソンを走り切ってしまいました。

 

 そんな榮井さんは、A4で560ページ分もある『ランナーズバイブル』をすべて印刷してお手元においてくださり、何度も読んでくださいました。事務仕事をされている方ならA4で560ページがどの程度の分量かお分かりいただけると思います。

 

 分からない方は文房具屋さんに行ってA4のコピー用紙500枚を手に取ってみてください。カバンに入れて持って帰ったら、重たくて肩凝ること間違いなしの重さなのですが、それを全て印刷して、お手元においてくださいました。

 

 榮井さんが『ランナーズバイブル』を読まれて、実践されたことを簡単に共有させて頂きますと、次の4つです。

 

1.練習は全力でやれば良いものではないということを学んだ

 練習はひたすら全力でやるのが重要なのではなく、その練習の目的を理解し、様々なタイプのトレーニングを組み合わせながら、必要充分の練習を積み重ねていくことが重要であることに榮井さんは気づかれ、常に全力で同じ距離を走るのではなく、様々な距離を様々なペースで組み合わせることが重要であることに気づかれました。

 

2.練習でタイムはそれほど必要ではない

 榮井さんはSNSを見ていて、その人の自己ベストやその人がされている練習を見ていると、自分には到底できないような練習をこなしている人よりも自分の方がレースでは速く走っていることに気づかれました。

 

 練習ではそこまで速く走れなくても、自分が今何をすべきか理解し、適切な練習を組み合わせて、狙ったレースへとピークを持っていけば、レースでは普段は出せないような力が出せるものなのです。逆の言い方をすれば、いつもいつも同じようなタイムで走っている方は、まだ自分の本当の本気を知らないと言って過言ではありません。

 

3.食事や睡眠が練習効果を高める

 練習はやることが重要なのではなく、やった練習に対して体が適応することが重要です。適応とは体にかけた負荷に対して正の反応を示すことです。逆に負の反応を起こすことをオーバートレーニングやオーバーユースと言い、練習しているのに走力が低下したり、故障したりということになります。

 

 同じ練習をしていても適切な食習慣と睡眠習慣を身につけることで、練習したことを100%吸収し、同じ練習をしているにもかかわらず練習効果が高くなる食習慣、睡眠習慣がどのようなものであるかを学び実践されました。

 

4.長距離走・マラソンで結果を出すために必要な心は根性ではない

 

 長距離走・マラソンも人間がやることである以上は心が大きな影響を及ぼすことは当然です。しかし、その心とはひたすら苦しさや苦痛に耐えるということではないのです。

 

 一言で書けば、目標を高く設定し、盲点を外すことで競技能力が伸びるのです。人は自分では気づかないだけで、有益な資源を手にしています。そのすでに手にしているけれど気づいていない資源にアクセスし、結果を出すための盲点の外し方を教えます。

 

 ほんの一例をあげると、「自分は何をやってもどうせ無理なんだ」と思っている人は、このように情報提供をしても、「自分は池上とは違うし」「自分は榮井さんとは違うし」と「どうせ自分には役立たないから、関係ない」とそこで情報をシャットダウンしてしまうのです。これが手にしているにもかかわらず、認識しない盲点となる訳です。

 

 しかし、考えてみてください。

 

 もしも、榮井さんが私の情報に出会ったときに、「自分には関係ない」と思って情報をシャットダウンしていたら、今でも週に何度もタイムトライアルをするという苦しく見返りの少ない練習を繰り返していたのです。こんな悲劇はないでしょう。

 

 榮井さんの話はほんの一例です。これまで多くの方が『ランナーズバイブル』を読んでタイムを伸ばしてこられました。昔から、長距離走は苦手で自分はマラソンの素質がないと思いこまれていた方でさえもです。」

 

この書籍は、2017年から2021年の1月までランニングに関するあれこれについてA4585ページ分(約ハリーポッター3冊分。幻冬舎による試算)にわたって書いた渾身の一冊です。

 

この文量を、数日ですべて理解することは不可能です。1日1テーマでもコツコツと学んでいけば気づいたころにはとんでもない知識量になっております。

 

「長距離走やマラソンも同じようなところがあると思います。今日練習する、明日朝起きて も何も起きない、明日練習する、明後日起きても何も変わっていない、明後日練習する、4 日後に起きても何も起きない、しかしながら、それが3ヶ月、半年、一年、二年、三年と続けていくと大きな差になってかえってきます。」(初めにからの引用)

 

どうしてもどんな練習をやって速くなったとか、〇〇の為の練習三選のような情報は分かりやすく飛びつきたくなります。しかし、長距離走・マラソンは地道にコツコツとやっていくしかないスポーツであることは誰もが理解していることだと思います。

 

皆様も「ランナーズバイブル」を手元に、地道にコツコツと学んでみませんか。

 

目次は以下の通りです。

 

抗酸化と抗炎症とフリーラディカルについて6

健康的な油とそうでない油15

グリセッミクスインデックス18

LLLT (Low Level Laser Therapy)  21

日本的なあまりにも日本的なメンタリティとケニア的なメンタリティ26

アンチエイジング低 GI ココアケーキ  29

痛みと心の連関33

自信は過去ではなく未来から来る36

心理的盲点と先入観からの解放41

プラセボ効果―心はいかにして体に作用するのか?45

夢を心で現実に48

音楽瞑想50

潜在意識とは?54

ポテトの栄養と長距離ランナー60

ケニア人マラソン選手の生活―キンビアトレーニングキャンプから64

アキレス腱障害の種類と対処法70

スポーツに謙虚さはいらない73

ケニア人彼らは何故速いのか?ハングリー精神?77

アドルフ・アイヒマンと高い集中力を発揮するための自己責任の話82

ベリー 天然のサプリメント87

足底筋膜炎89

マラソンと自我91

瞑想とリカバリー96

反ストイシズムとやる気を引き出す方法99

書籍出版のご案内102

マラソンレース当日の朝食の意味106

努力をするとやる気をなくす方法110

マラソンと洗脳113

間違った減量法―カロリーと脂肪が少なければ少ないほど良いの間違い119

マラソントレーニングのアンチノミー122

スピード1、2、3 128

マラソントレーニングと情報場132

異なる観点から見た休養の重要性136

高地トレーニングの重要性と効果139

理想のランニングスタイル141 

故障との付き合い方143

マラソン界の洗脳148

数学好きのためのマラソントレーニング153

心肺機能にも超回復の考え方は適用されうるのか?156

睡眠と意志の力と減量159

ランナーが犯しがちな2つの過ち162

パイナップルの抗炎症能力165

もっとも健康的な飲料は何か?166

ナチュラルパワードリンク 緑茶169

若くして燃え尽きる選手がいる?171

ケトン食が故障を治す174

赤ワインは健康に良いのか?177

ストレッチの真実179

プロロセラピー181

慢性的な足底筋膜炎の治療法184

世界一くだらない方法で世界一重要なことを学ぶ方法189

持久系競技者と鉄分補給191

セルフエフィカシーとセルフエスティームの違い194

再生不良性貧血197

慢性的な痛みへの対処法200

慢性的な故障のメカニズム203

慢性的な痛みへの軟部組織へのアプローチ206

超音波と LLLT212

レバレッジ効果215

慢性的な痛みのためのサプリメント220

最強の抗酸化物質は何?223

ストレスマネジメント NRF1、NRF2 225

細胞とミトコンドリアとクエン酸回路の話230

迷ったら中山さんを目指せば良い237

ハーフマラソンを63分09秒で走った無名国立大学生の話243

GMO 地帯のゴッドハンド253

風雲の奇跡―ツキと運に関する考察260

レナト・カノーヴァから学ぶマラソントレーニング264

ブラッド・ハドソンから学ぶ長距離走トレーニング271

菊と靴279

マラソントレーニングにおける全体最適と部分最適285 

アーサー・リディアードから学ぶ選手と指導者の関係性291

アーサー・リディアードのトレーニングシステム298

遅いペースのインターバルで速くなる理由  307

球数制限とメタメッセージ311

慢性的な痛みの消し方315

ディーター・ホーゲン率いる多国籍軍324

長距離走・マラソンが速くなりたいあなたへ329

ウォール・ストリートの狼から学ぶ心理的テクニック338

前日刺激は何のためにある?344

LLLT のメカニズムとはどのようなものか?347

LLLT の効果その1脂肪燃焼効果353

LLLT の効果その 2 怪我の治癒促進354

LLLT の効果その 3 骨密度の増大355

LLLT の効果その 4 男性ホルモンの増大356

LLLT の効果その 5 認知機能の向上358

LLLT の効果その 6 鬱の緩和359

LLLT の効果その 7 ニキビの消失361

LLLT の効果その 8 鎮痛362

LLLT の効果その 9 育毛効果363

LLLT の効果その 10 関節炎の治癒促進365

LLLT に関するよくある質問366

長距離ランナーの鉄欠乏性貧血と対処法369

新庄剛志選手から学ぶスコトーマの学び方377

マラソンは何故年に二回がベストなのか?383

大久保絵里という女がいる387

大久保絵里という女がいる2 390

中村真悠子という女がいる393

腰高のフォームは本当に腰高のフォーム?396

上半身の力を使って走る方法399

ベストなセックスの頻度ってどのくらい?402

ポルノが貴方をダメにする405

体調管理の極意教えます409

結局ランニングって素質の問題?415

バターコーヒーの正体見たり EZ421

ケニアをケニアにした男=ブラザーコルム424

リザ・ハーナーさんから見たコーチカノーヴァのトレーニング429 

プロランナーの生活ってどんな感じ?ケニア編432

プロランナーの生活ってどんな感じ?ニュージーランド編 437

そのジョギング大丈夫?ジョギングの意味441

初めて月間 1000km の練習をして学んだこと444

実業団4社からの誘いを断り外国人コーチについた男の話449

これから結果を出す人のための自信の作り方454

9cm の差が分ける1流と2流の差458

平井健太郎という男がいる462

ファルトレクのすすめ464

福岡国際マラソンを大阪マラソン日本人トップが振り返る470

練習しても伸びない理由474

横山隆義という男がいる478

練習でできないことは試合でもできない?483

純粋トレーニング批判 492

私が防府読売マラソンで失敗した理由499

大阪マラソン日本人トップが教えるトレーニングのワンポイントアドバイ ス504

もしも池上秀志が治療器具を一つだけ選ぶなら509

敵はショートディスタンスにあり512

サブ3は簡単だ517

得手不得手をこう考える520

インターバルとレペティションの違いって何? 524

無念無想の境地とはどのようなものか?529

土門広という男がいる535

長距離走は伸び悩んでからが面白い541

最短最速で目標を達成したい貴方へ554

日本の木製頭から学ぶマラソントレーニング561

  

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

© 2020 by ウェルビーイング株式会社

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