サブ3やサブエガ目指している市民ランナーさん必見!マラソン元世界記録保持者から学ぶインターバルの設定タイムについて
- 榮井悠祐

- 3月30日
- 読了時間: 11分
更新日:3月31日
突然ですが、あなたはインターバルの設定タイムについて悩んだりすることないでしょうか?
またはインターバルは1本1本全力で走らないと効果がないと思ったりされていないでしょうか?
マラソンが本気で速くなりたい方で、走歴も3年以上ある方であればインターバルトレーニングに取り組まれている方も多いかと思います。
またインターバルのタイムはもちろん1秒でも速く走れた方がいいと考えトレーニングされていると思います。
だからこそ練習会などに参加して、自分一人だけだと走れないタイムでインターバルトレーニングに取り組まれ、マラソン自己ベスト目指して努力されていると思います。
しかし・・・
インターバルで走れるタイムは上がってきているのに、なぜか目標のサブ3が達成できない。サブ3は達成したけど、その先のサブエガまでがどうやったら達成できるのか想像ができない。
そんな悩みを抱えている市民ランナーさんに向けて、今回私からお伝えしたいことがあります。
私はある書籍で、マラソン元世界記録保持者の練習メニューを見る機会がありました。
想像していただきたいのですが、元世界記録保持者がやっているインターバルなんて、市民ランナーには参考になるわけがないと思わないでしょうか?
普通思いますよね?
ただちょっと見方を変えて、何度も見返してみると・・・
「あれ??インターバルの設定タイムそんな追い込んでやってるわけではないんやな」
「1本1本全力で追い込むだけ追い込んで走ってるわけではないねんな」
と分かることがありました。
もしかしたら、我々市民ランナーのインターバルの設定タイム速過ぎちゃうか?
実は、もうちょっと遅くてもいいから本数増やしたりした方がマラソンでは有効ちゃうか?
と考え是非あなたにもマラソン元世界記録保持者のインターバルの設定タイムから学んでいただき、目標達成へ少しでもお役に立てればと思いこの記事を執筆させていただきました。
以前はインターバルは全力で追い込むトレーニング、上級者がやるトレーニングと思いなかなか手をつけることができませんでした。
しかし色々と勉強しているとそうではないことが分かってきました。私がたった1年で3時間16分から2時間33分まで記録を伸ばすことができるようになったのもインターバルの設定タイムの考え方が分かったからといっても過言ではありません。
ここだけの話ですが、私はその方のトレーニングメニューをよく参考にしております。
なのであんまり広がってほしくはないのですが、皆さまのお役に立てることができるのであればこれ以上嬉しいことはありませんので全てお伝えしていきたいと思います!
それでは参りましょう!
マラソン元世界記録保持者とは
私が練習メニューを見た元世界記録保持者の名前は、ポール・テルカド選手です。
あなたはポール・テルガド選手ご存知でしょうか?
ポール・テルガド選手は1969年生まれのケニア人の方です。
2003年9月28日のベルリンマラソンで2時間4分55秒で当時の世界記録で走られております。(ハーフマラソンでも、1998年に59分17秒で当時の世界記録で走られています)
自己ベストは下記のとおりです。
5000m 12分49秒(キロ2分33秒)
10000m 26分27秒(キロ2分38秒)
ハーフマラソン 59分17秒(キロ2分48秒)
マラソン 2時間4分55秒(キロ2分57秒)
んーーーーー。私は1キロだけ全力で走ってもやっとキロ3分切れるか切れないかのレベルだと思うので、これだけ見ると参考にならないというか想像できないレベルですね笑
しかし、それがどういう見方をしたら参考になるのかお伝えしていきますのでもう少しお付き合いください!
実際の練習メニュー
私はそのある書籍で、ポール・テルガド選手のマラソン13週間前のトレーニングメニューを読んで分析しました。インターバルトレーニングの日だけ下記に転記させていてだきます。
※ファルトレクとは、インターバルのように距離基準でトレーニングするのではなく、時間基準でするトレーニングです。疾走区間については、タイム設定も厳密に設定せず、感覚に従ってやるトレーニングなので心理的にノンプレッシャーでできるトレーニングです。
1週目
ファルトレク20×1分速く/1分ゆっくり
2週目
1000m×8本(2分47秒)つなぎ90秒+400m×5本(60秒)つなぎ1分50秒
→10000mRP強度
3週目
ファルトレク25×1分速く/1分ゆっくり
4週目
・1000m×10本(2分45秒)つなぎ90秒
→10000mRP強度
・ファルトレク20×1分速く/1分ゆっくり
5週目
2000m×4本(5分42秒-5分45秒)つなぎ2分+1000m×2本(2分45秒)つなぎ90秒
→ハーフマラソンRP強度
6週目
レース
7週目
ファルトレク25×1分速く/1分ゆっくり
8週目
・3000m×3本(8分45秒-8分40秒)つなぎ2分+1000m×2本(2分45秒)つなぎ90秒
→ハーフマラソンRP強度
・ファルトレク20×1分速く/1分ゆっくり
9週目
・1000m×12本(2分45秒)つなぎ90秒
→10000mRP強度
・ファルトレク20×1分速く/1分ゆっくり
10週目
1000m×10本(2分45秒)つなぎ90秒
→10000mRP強度
11週目
ファルトレク25×1分速く/1分ゆっくり
12週目
・2000m×5本(5分45秒-5分42秒)つなぎ2分+1000m×2本(2分45秒)つなぎ90秒
→ハーフマラソンRP強度
・ファルトレク20×1分速く/1分ゆっくり
・5000m×2本(14分10秒-14分15秒)+1000m×2本(2分45秒)つなぎ90秒
→ハーフマラソンRP強度
13週目
マラソンレース
これを自分自身に当てはめてみると・・
どうでしょうか?
1000mのインターバルが2分45秒だと!
思ったとおり速すぎて全く参考にならないじゃないか!
と怒らないでください笑
注意してみていただきたいのですが
①1000mのインターバルは、ポール・テルガド選手にとってだいたい10000mのレースペース強度からハーフマラソンのレースペース強度でされているのです。
②2000m、3000mそして5000mのインターバルはもっと遅いハーフマラソンのレースペース強度でされているんです。
10000mのレースペースが自己ベストから見ると、2分38秒ペースですが、ポール・テルガド選手が練習していた場所は、ケニアの高地でかつ、タータントラックではなく土トラックなのでそこを考慮すると若干ペースも落ちます。そういった理由から10000mのレースペース強度に近い感覚でされていたのではと考察します。
1000m×10本というインターバルトレーニングをするとして、10000mのレースペース感覚で1000m走るところをイメージしてみてください。
強度としてはそこまで高くないですよね?
インターバルする当日、まさに今から10000mのレースを走るイメージでそれを1000mのインターバルに分割するんで、むしろやる前にビビったりするメニューではないと思います。
どういうことかと言うと、その日のコンディションで、10000m走るところを休息ありのインターバルに分割するので、「できない」ということは理論的にはあり得ないということにお気づきでしょうか?
実はマラソントレーニングにおいての最終ゴールは「レースペースの95%から105%の練習量を増やすこと」なんです。もうちょっと幅を持たせて「レースペースの90%から110%の練習量を増やすこと」なんです。
まさにこの105%から110%の間のペースで、ポール・テルガド選手はインターバルトレーニングされているんです。
まずは、95%や105%とかどういう意味かを簡単に説明させていただきます。
例えば、マラソン2時間50分の方だと、キロ4分00秒ペースです。秒数に戻すと、240秒になります。それの5%と10%だと下記のような計算式になります。
5%→240秒×0.05=12秒
10%→240秒×0.1=24秒
5%だと12秒、10%だと24秒になります。
レースペースの90%=4分24秒
レースペースの95%=4分12秒
レースペースの105%=3分48秒
レースペースの110%=3分36秒
この例から考えると、サブエガ(2時間50分)レベルでインターバルの設定タイムは3分48秒から3分36秒となります。
サブ3レベルだと、上記計算方法から算出すると、105%は4分02秒、110%は3分50秒となります。
どうでしょうか?
インターバルの設定タイムが、サブ3のレベルの人で、4分02秒から上限を3分50秒と考えると、ちょっと今までされていたインターバルの概念と考え方が変わってこないでしょうか?
特に今まで1000mのインターバルを5本までしかやったことがない人、もしくは1本1本全力で走らないとインターバルの効果がないと思って取り組んでいた人。
おそらくサブ3やサブエガレベルの方であれば、1キロ3分30秒で走ること自体は難しくないので、これぐらいのペースでインターバルされている方もいらっしゃるかと思います。
もちろん速いペースでこなせるのは良いことなのですが、そうすると本数がなかなか増やせない、つまり疾走区間を長くすることに移行できない。
またどうしても負荷が高すぎると次の練習までに回復が遅れてしまい、マラソンにおいて重要な距離走やペース走(テンポ走)の質が落ちてしまったり影響してしまうことがあります。
この105%~110%のペースというのが、だいたいハーフマラソンから10000mのレースペース付近になってくると思います。マラソンにおいては、このハーフマラソンから10000mのレースペースぐらいの強度が十分スピード練習になってくるということを頭に入れて是非今後の練習に取り組んでみてください。
1000m10本のインターバルから徐々に、2000m6本そして3000m4本のように疾走区間を長くしていきます。ペースは先の110%を上限とし、105%から110%のペース設定でこなしていきます。
そして最終段階として、2kmマラソンペース105%で走り、繋ぎを1kmマラソンペースの95%で走るのを6本という変化走という練習になったり、15-20kmをマラソンレースペースの100%~102%でやるペース走(テンポ走)というマラソンレースに近いトレーニングに繋げていくわけです。
私自身の話になりますが、防府読売マラソンで2時間32分56秒の自己ベストで走った時は、1000m×10本を450mつなぎで設定ペースは3分20秒から3分15秒でした。1キロ3分37秒ペースなので、ほぼ110%のペースです。
最終は2000m×5本を3分休息で設定ペースは3分25秒から3分20秒でした。ほぼ105%付近のペースです。
まとめ
ここまでの内容をまとめると、マラソンにおいてのスピード練習として、元世界記録保持者のポール・テルガド選手を参考に考察すると、1000m、2000m、3000mのインターバルにおいて、マラソンレースペースの105%~110%を上限とし、疾走区間の距離を合計10km~12kmを目安としています。その105%から110%というのは、だいたいハーフマラソンのレースペースから10000mのレースペースをイメージすると良いということを考察し分析しました。
もし今まで1000m×5本しかやったことがなく、1本1本全力で走らないとインターバルの効果がないと思っていた方や、設定タイムの考え方で悩んでいた方にはすごく参考になるのではと思います。
また1000m×10本というメニューは市民ランナーがやるようなメニューではなく、プロランナーがやるようなメニューだと思っていた方も、10000mのレースペース付近、マラソンレースペースの110%付近と考えると実はそこまで難しいメニューではないことにお気づきいただけると思います。
それでは今回の記事があなたのお役に立つことができれば幸いです。
最後に私が読んだある書籍というのは、弊社ウェルビーイング株式会社代表の池上秀志(マラソン2時間13分41秒、ハーフマラソン63分09秒)が書いた『マラソンサブ3からサブ2.5の為のトレーニング』(3000円)という書籍です。
実は現在この原稿データをPDFファイルで無料でプレゼントさせて頂いております。
この書籍の最大の特徴は、理論面と実践面の両方から解説されているということです。理論面では運動生理学的な観点からマラソントレーニングについて解説されております。また実践面では、マラソントレーニング120年の歴史からトップランナーのやり方を分析し、どのようにして成功していったのか、どのようにして上手くいったのかを解説されております。
そして、池上が上記トップランナーのトレーニング内容を分析し、マラソンサブ3からサブ2.5の為の20週間の具体的なトレーニングメニューを解説付きで載せています。
ここまで体系的にかつ網羅的にサブ3からサブ2.5の為に専門的に書かれた書籍を私は見たことがありません。私が防府読売マラソンで2時間32分の自己ベストを出したときは、この書籍に書かれている20週間の練習メニューを悩んだ時に参考(ほぼ丸パクリ)にさせていただきました。そして何度も何度も読み返しました。
そして、私以外にも多くの方がこちらの書籍を参考にサブ3やサブエガを達成し、「とても役に立った」「めちゃくちゃ参考になった!あまりにも参考になるので、出来れば世の中に広まってほしくない」とおっしゃる方もいる、言ってみれば禁断の書なのです。
それだけの高評価をされているこちらの書籍の原稿データをPDFファイルにて無料でプレゼントさせて頂いております。最後までお読みいただいたあなたに是非成功を成し遂げてほしいと思っています。
是非下記をクリックし、お受け取りください。
























コメント