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改めてマラソンコンディショニングトレーニング部分を読み直して

 こんにちは!

 

本日、小松美冬さんが翻訳された「リディア―ドのランニングバイブル」を読み直しておりました。

 

第2章のマラソンコンディショニングトレーニングの最後に「訳者の体験から」というコーナーがあるのですが、改めて読み直すと面白いといいますか、新たな発見のようなものもあったのでお伝えさせていただきたいなと思いました。

 

小松さん(訳者)自身もトレーニングされ、走り込みをされていたようです。ただそれはLSDに近いものだったようです。

 

そんなある日、ニュージーランドでリディア―ドの愛弟子であるコーチについて走ったとき、走り込みのペースの違いに驚いたと書かれておりました。

 

「90分気持ちよく走ろう」といって走り出したスピードが、息は切れないが、ちょっと気を抜くと遅れをとるといったペースだったようです。

 

走り始めた時、「えっ、こんなんじゃ、90分も続かない、どしよう」という感じでしたが、それが10分ぐらい走ると、速いテンポの走りを息も乱さず、快感を感じながら走られていたようです。

 

後、前半と同じ体感を保っているにもかかわらず、だんだんとペースが上がってきて、走り終わった時、「もう少し速く走ろうと思えば走れたな」とさえ思えたとのこと。

 

これは、そのコーチによると、「その体感は、君にとってはリディア―ドのいう最高安定状態の80%ぐらいだと思うよ」とのことでした。

 

以来、小松さんは今まではLSDのような【のんびり気持ちよく】のペースから、【気持ちよく速く】のペースに上げるようにされたようです。

 

心拍数でいうと、小松さんの場合、【のんびり気持ちよく】のペースが120~130拍/分ぐらいで、【気持ちよく速く】のペースが140~150拍/分ぐらいだったようです。

 

このように1km〇分という数字ではなく、体感の目安にしたランニングを週に120~140kmを10週間続けた結果、5週目に入ったあたりから、何気なく走りだした時のスピードが、以前より上がっているのに気づき、8週目あたりから、なんだか自分の中にしっかりとしたスタミナの土台の存在を実感できたと書かれておりました。

 

【気持ちよく速く】のペースが、はじめは1km5分を切るペースだったのが、1km4分30秒から20秒にアップしたようです。

 

ここまでの内容で私が改めて学んだことが、最高安定状態の定義が明確ではないので難しいですが、(要は乳酸が溜まり始めるポイントなのか、血中乳酸濃度が一気に上昇し始めるポイントなのかが明確に記載されていない。)最高安定状態の80%ぐらいの感覚はちょうど楽でもなくきつくもなくぐらいのペースなのかなと思います。70%ぐらいはちょうど低強度ぐらいになり、そう考えるとマラソンコンディショニングトレーニングのガイドライン読んでも上手く一致する気がしております。

 

面白いのが、小松さん自身も走られ、その効果として5週間ぐらい経過し、そして実感としてあるのも8週間と約2か月経過しているところが、自分自身の実体験と一致し面白いなと思いました。

 

どうしても低強度走と中強度走を2か月続けるのって勇気いることだと思います。だって、高強度なトレーニングしないので、不安になるもんやと思います。

 

それでも、小松さんの場合で、約30秒ほどこの有酸素のレベルが上がっているので、このような強度での走り込みは、市民ランナーにとって、仕事や家庭の事と両立して走る我々としては、取り組みすく一人でやりやすいので是非、取り組まれてほしいなと思いました。また、急がず焦らず。という気持ちをもって取り組んでいきましょう。

 

また引用させていただきますが、

「第14章に示した長距離やクロスカントリーなどのマラソンコンディショニングトレーニング期間のスケジュールには、ファルトレクや、あくまでテンポ走的なものであるというただし書つきの10000mのタイムトライアルが入っているが、これもあくまで最高安定状態を越えないペースで行うものである。リディア―ドによれば、こういう指示をして、はじめてリディア―ドのいう最高安定状態に近いペースで走るランナーが多いのである。最高安定状態に近いペースのランニングとは、そのぐらい速いということである。」

 

ここでは最高安定状態を血中乳酸濃度が一気に上昇し始めるポイントのこととした場合、LT2やOBLAといったらいいでしょうか。

 

ファルトレクであっても、血中乳酸濃度が指数関数的に上昇し始めるペースを越えないぐらいだということです。

 

このペース帯だと、疾走区間で3分または1分走って乳酸が溜まっても、休息を1分から30秒とることで、だいぶ除去(処理)されて、翌日の走り込みをそこまで邪魔しないのではと思いました。

 

ダブル閾値のペース帯もこのLT1からLT2の間ぐらいでと考えると、やり方は違えど、トレーニングのアプローチは一緒なのかなと思いました。

 

そう考えると、ダブル閾値の代名詞、1日に2回閾値走をインターバルでやるというトレーニングも、この強度の範囲内でできるならという条件等もつきますが、翌日の低強度走(最高安定状態の70%ぐらい)でできるのであれば、理に適ったいいやり方なのではと思います。

 

私自身、福岡国際マラソン前のトレーニングで、やりたかったトレーニングがどうしてもできず、インターバルのペースを、10000mのレースペースでやらずに、マラソンレースペース(3分40秒~3分45秒)で余裕をもってこなしておりました。

 

特異期の時期に、1km×10本(1分休息)をマラソンレースペースで午前、午後と2回やったりしました。(といっても2,3回だけです。)午後は職場の人らと仕事終わりに一緒にトレーニングしていただくことができたので、1日2回こんなトレーニング入れました。

 

一時期仕事の影響でトレーニングを中断しなければならなくなり、折衷案としてやったトレーニングなのですが、意外にレースでも2時間36分で走れました。もちろん、距離走も何回か入れたのは前提ですが。

 

ここではこの練習でマラソン走れる、最高の結果が出せるということではなく、けっこう余裕をもったファルトレク、インターバルでもトレーニング効果はきっちりあるし、基礎構築期のように密度高い週間スケジュールでトレーニング組んでいきたいときは、この考え方は、自信もっておすすめできるかなと考えております。

 

僕の中で、この最高安定状態を越えたトレーニングと越えないトレーニングの一番大きな差としては、翌日の疲労度が一番大きくことなると思っております。

 

なので、LT1からLT2の間の範囲内でできたらという前提を先ほどつけさせていただきました。計測できるものとかあればいいのですが、そんなん普通もってませんし、分からないですよね。

 

なので、ここで体感を大切に、【気持ちよく速い】ペース感覚とか、「もう少し速く走ろうと思えば走れたな」とかを基準にトレーニングするのが一番正確な指標になると思います。

 

この走り終わって気持ちよく思う感覚で是非、トレーニング継続していただけたら日々のランニングも楽しくなり、自然と記録も向上していけばなお最高といった感じでランニングを楽しんでいけたらと思いますので今後もよろしくお願いいたします。


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コメント


筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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​ペット:レオ(荒獅子)
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