マラソントレーニングにおける3つの種類
- 榮井悠祐
- 10月17日
- 読了時間: 25分
突然ですが、あなたはマラソントレーニングについて様々に学ぶ中で、なんでこんなにも色々なやり方があるのかなと思われたことはありませんか?
同じサブ3ランナーでも多種多様なやり方があり、一見相反するようなやり方に見えるんだけれども、同じサブ3を達成しているというような魔訶不思議さを感じたことはないでしょうか?
あるいは世間にはサブ3の為の練習三選のような情報があり、それを同じようにやっているのにサブ3を達成する人といない人がいるのは何故なのだろうかと気になったことはないでしょうか?
これはフルマラソン、つまり42.195㎞に限らず、中学生の3000mにおいても、高校生の5000mにおいても、大学生のハーフマラソンにおいても言えることではあると思います。
こういう練習をやれば良いとよく言われるけれど、その練習を同じようにやっても結果が出る人と出ない人がいるんです。一体、その違いは何から来るのでしょうか?
その答えの一つはマラソントレーニングは全体像で捉えるべきものであるということです。多くの人がマラソントレーニングを点で捉えてしまっています。基本的に人が「どういう練習をやれば良いか?」と考えたり、聞いたりするときは、「どういう半年の練習計画を組めば良いか」という質問ではなく、1000m10本をやれば良いのか、20㎞走をマラソンレースペース走でやれば良いのか、30㎞走を1㎞4分15秒ペースでやれば良いのかということを問うている訳です。
ユーチューブやネットに出てくるサブ3の為の練習三選などもその典型であり、どういう練習をどのように組み合わせれば良いというような情報がない訳です。そんな訳で、木を見て森を見ず状態になっていることが非常に多いのです。
つまり、表面上は同じ練習をやっているように見えても全体構造を見てみると、お互いに全く異なる構造の中で練習をしている、しかし部分だけをみると一致する部分もあるので、同じ練習をしているのに結果が違うのは何故だろうというようなことになってしまうのです。
あるいは、全然異なる練習の仕方をしているのに同じような結果が出るのは何故だろうと思われるような場合もありますが、こういう場合はたいていは全く異なる仕組みで練習をしているのです。大きく分けるとマラソントレーニングには3つの種類があります。3つの種類がある中で、どのやり方も一長一短あるのですが、重要なことはその3つのやり方を途中で混ぜてはいけないということです。
3か月なら3か月、6か月なら6か月でマラソントレーニングを組む中で、それら異なる練習のやり方を途中で混ぜてはならず、最初から最後まで一貫性をもって取り組まなければならないのです。繰り返しになりますが、この三種類のやり方は一長一短あり、どれが一番優れているとは断言できません。その人にどれが合うのかとか、その人の現在の状態や過去のトレーニング歴に応じて変わる部分もあるでしょう。
ただ、くり返しになりますが、この3つの種類はどれでいくにせよ、最初から最後まで一貫性を持たせて決して混ぜ合わせてはいけません。混ぜ合わせたら上手くいくものも上手くいかないのです。仮に、走力が同じであったとしても、異なる仕組み、すなわち異なる全体像を持っている人同士がある日だけ一緒に練習しても上手くいくことはまずないです。
これからその3つのトレーニングの種類について解説させて頂きたいのですが、先ず初めに何が異なるのかということを解説させて頂きますと、トレーニングの強弱の波をどの程度強くつけるかです。トレーニングには強弱があってしかるべきです。いつも負荷の高い練習ばかりしていてもだめですし、いつも負荷の弱い練習ばかりだと悪くはないですが走力の向上に限りが出来てしまいます。
負荷の高い練習も負荷の低い練習も真ん中くらいの練習も上手く混ぜ合わせることがすべてのランナーにとって大切なことなのですが、その負荷の強弱をどのくらいつけるのかということが異なります。
トップランナーのレベルに到達しようと思えば、つまり、男子でマラソン2時間10分切りや女子で2時間24分切りを達成しようと思えば、どのレベルにおいてもトレーニングの外在的総負荷は非常に高いです。非常に高いですが、その強弱のつけ方には差があります。この差をどのようにつけるのかという話なのです。
同様に、マラソンでサブ3を達成される方のトレーニングの外在的総負荷はほぼ等しいです。外在的総負荷はほぼ等しいのだけれど、その強弱のつけ方をどうするのかという話なのです。
さらにトレーニングの一般原理について解説をしますと、最終的にトレーニングで重要なのは特異性です。特異性とは何かといいますと、要はトレーニング刺激はレース刺激に近いのが望ましいということです。
具体例を挙げた方が分かりやすいかと思います。例えば、マラソンで3時間半を切りたいのであれば、最終的に大切な練習は1㎞4分半ペースで1000m5本を1分休息でやることではなく、30㎞走を1㎞5分ペースで走る練習です。もちろん、1000m5本を1分休息で4分半で走る練習があっても良いです。
しかしながら、この練習がこなせるのにサブ3.5が達成できない人は山ほどいます。一体何のためのスピード練習なのでしょうか?
スピード練習の目的は言うまでもなく、スピード的な余裕を持つことです。ずーっと1㎞4分58秒ペースで走り続ければサブ3.5は出来る訳ですから、1000m5本を4分半ペースで1分休息でこなせれば、明らかにスピード的な余裕は充分です。にもかかわらず、サブ3.5が出来ないのは持久力が不足しているからです。
では、持久力が不足しているから3時間や4時間のLSDに取り組めば良いのかということですが、もしもそれが1㎞7分ペースで走り続けることを指すのであれば、これも特異性が欠けます。レースでは1㎞4分58秒ペースで走りたい訳ですから、1㎞7分ペースでは刺激の種類が異なりすぎるのです。
また、この特異性の違いがその人の専門種目を分けることにもなります。例えば、40㎞走を2時間10分(1㎞3分15秒ペース)で実施することと、400m2本を1分休息で54秒で実施することは同様に困難であるでしょう。じゃあ、同様に困難であるから両者は同じようにすごい、同じようにすごい人だから両者の800mとフルマラソンのタイムは同じくらいになるのかというと、そんなことには決してなりません。
前者はフルマラソンにおいて優れた競技結果を残すだろうし、後者は800mで優れた結果を出すでしょう。これが特異性という概念です。人間の体はかけた刺激に対して特異的に適応する生き物なのです。
もっと大雑把に言えば、野球をやれば野球がうまくなる、水泳をやれば水泳が上達する、走れば走るのが上達するというのが特異性の原理です。
では、トレーニングは全て特異性の高い練習に絞るべきなのか、例えば、マラソンでサブ3.5を達成したいという人は毎日30㎞走を1㎞5分ペースでやれば良いのかということですが、そうではないことは直感的にお分かり頂けると思います。
先ず第一に、そんなことは不可能です。
第二に、仮にやれたとしてもおそらくトレーニング効果は非常に低いです。なぜならば、トレーニング効果はあるトレーニングをやることによって得られるのではなく、体にかけたトレーニング刺激に対して適応することによって得られるからです。基本的に、人間の体はその負荷が高ければ高いほど適応が困難になります。体力的な余裕がなければ適応できないのです。
そして、かけたトレーニング刺激に対して適応するためには回復が重要になる訳ですが、一回の練習の負荷が高ければ高いほど回復に時間がかかります。さらに、一回の練習の負荷が高ければ高いほど、体に余裕がないとこなせませんから、その練習の前にも軽い練習を組みこむ必要があります。必然的に反復できる回数が減り、他の練習もこなせなくなります。
こうなってくると、この度合いが行き過ぎると、かえって練習効果は落ちるのです。
逆に言えば、かけた刺激に対して体を適応させるということだけを考えるのであれば、一回の練習の負荷を低くして、高頻度で反復することが望ましいのです。ところが、一回の練習の負荷が低いということは特異性に欠けるということでもあるので、あまりにも練習の負荷が低いと高いレベルに到達することが困難になります。
そんな訳で、最適解はレベルを問わず、人種を問わず、年齢を問わず、性別を問わず、様々なトレーニングの負荷の練習を効果的に組み合わせることということになる訳です。問題はどの程度の強弱をつけるのかということです。この強弱の強さに応じて、一般型、特異型、中間という3つの分類が可能になる訳です。
改めてここでおさえて頂きたいのは、同じレベルに到達するランナーの練習の外在的総負荷はおよそ同じであるということです。もちろん、個人差はありますが、およそフルマラソン2時間10分で走る選手のおよそのトレーニングの外在的総負荷は同じです。マラソン3時間であろうと3時間半であろうとおよその外在的総負荷は同じです。
問題はどの程度の強弱をつけるのかという話なのです。つまり、もしも一回の練習で高い負荷をかけないのであれば、それ以外の練習の負荷を上げる必要があります。逆に、一回の練習で高い負荷をかけるのであれば、それ以外の練習の負荷を下げる必要があります。つまり、必然的に最も負荷の高い練習の負荷に応じて、それ以外の練習の負荷が決まってくると考えて下さい。
ですから、特異型、一般型、中間型の3つに分類した場合、分類の仕方は最も負荷の高い練習をどのくらい高い負荷に設定するかによって分類します。分類の仕方は以下の通りです。
一般型
・距離走に関しては、35㎞以下の距離をレースペースの90%未満で実施、もしくは35㎞以上の距離をレースペースの85%以下で実施
・スピード練習に関しては、その合計距離が最大で10kmまで。
・レースペースの90-95%くらいの強度で15-25km走が入る場合もあり。
特異型
・距離走に関しては40-42km走をレースペースの90%以上で実施。場合によってはレースペースの97-98%に達することもある。
・スピード練習に関してはその合計距離の上限が30㎞。基本的に20㎞以上
中間型
・両者の中間。例えば、スピード練習に関しては一般型、距離走に関しては特異型、あるいはその逆。もしくは時期によってトレーニングのやり方が大きく変わる。もしくはスピード練習の上限が15㎞であるとか、レースペースの85-90%くらいの40㎞走が上限の練習であるとか、レースペースの90%の30㎞走が上限の練習であるとか、どちらとも言えないくらいの強度の練習が上限である場合は中間型に分類する。
トップランナーであろうと市民ランナーの方であろうと以上の3つに分類が可能です。特徴としては、一般型を採用する選手はトラックランナーが多いです。トラックの10000mで活躍しているような選手がマラソンにも出場するというような場合に多いです。
あるいは一人で練習をして、結果を出してきた選手に多いです。やっぱり、一人で練習するとなるとあまりにも負荷の高い練習をこなすのは困難です。そんな訳で、一人で練習をして結果を出す人は一般型になっている人が多いです。
特異型はプロランナーや都市部の市民ランナーの方など、練習相手に困らない人に多い傾向があります。ただし、残念ながら、特異型の練習を採用している人は心身への負担が非常に大きいため、長続きしない傾向にあるようには思います。
しかしながら、自己ベストというものは人生でたった一回きり出した最高の記録であることを考えると、特異型の練習を組んで大きな成果を得られた人は多いと言って良いでしょう。
また、特異型の練習を採用しながら、マラソン15戦で10勝という長期にわたって圧倒的に安定した成果を挙げた瀬古利彦さんのような方もいらっしゃいます。特異型の練習を採用された方の中では非常に珍しいと言えます。宗茂さんと宗猛さんについても同様のことが言えるように思います。丈夫な体、競技に打ち込む生活を維持する自律心、走ることに対する情熱、そういったものが出来ないことだと思います。
中間型はプロ、アマ問わず最も一般的と言えるでしょう。悪く言えば、一番中途半端なのかもしれませんが、良く言えば良いところどりでもありますし、また微調整がしやすいというのも特徴だと思います。
結局どれが一番良いのか?
結局どれが一番良いのかということに関しては、一概には言えないとしか言いようがありません。練習相手の有無やその方のお仕事のスケジュール、走歴、過去のトレーニング歴など色々なものが関わってきます。基本的には、走歴が浅ければ浅いほど、あるいはレベルが低ければ低い程一般型を採用すべきです。
ただ、市民ランナーの方の中には週末に練習を詰め込んで、平日はある程度楽な練習を組みたいから特異型が良いという方も一定数いらっしゃいます。
そして、結局両方考えた結果、中間型に落ち着くという人もいますし、普段は一般型なんだけれど、レースが近づいてきたら、レース当日の現実的なゴールタイムを導き出すためにもちょっとレースに近い練習も入れたいということで結果的に中間型になる人もいます。
ですから、一番大切なことは先ずはそれぞれのやり方を知るということだと思います。という訳で、ここからはもっと詳しくマラソントレーニングについて学びたい、これまでマラソントレーニングについて学びたくて色々な情報に触れてきたけれど、あなたを満足させるような、あなたを感動させるような、深~い、本質的な情報にはついぞ出会うことがなかったという方のみこのまま続きをお読みください。なにしろ、これから私があなたに紹介させて頂くのはここでしか手に入らない質の高い約10時間にもわたる普遍的に正しいマラソントレーニングを体系的かつ網羅的に解説させて頂いている講義動画を紹介させて頂きたいからです。
特にあなたが巷にあふれるマラソントレーニングに関する情報に接する度に「どこかで聞きかじってきたようなことをそのまま言いやがって!お前自分の頭でちっとも考えてもないだろう!自分で実践したこともだいだろう!」とお怒りになられてきたのであれば、是非最後までお読みください。そんなあなたこそ満足させてみせます。
これから私が紹介させて頂く講義動画は「マラソントレーニング研究」という講義動画で、文字通りマラソントレーニングについてあなたと一緒に研究していこうという講義動画です。
では、こちらの講義動画では何を解説しているのかということですが、古今東西のプロとアマチュアで成功している約3か月間のマラソントレーニングを特異型、一般型、中間型の3つに分類した上で解説させて頂いている講義動画です。誤解のないように強調させて頂きたいのは、これは紹介ではなく、解説であるということです。
というのはどういうことかと言いますと、普通は「はい、これが甲さんの練習」と渡されてもどこに着目して良いのか、どういう風に理解して良いのか、全体構造がどうなっているのか、どの練習とどの練習がどのように関連し合っているのか、この練習の目的は何なのかというようなことが分からないからです。
そういったことが逐一細かいところまでご理解頂けるように詳細に解説させて頂きます。そして、これも重要なことですが、一番大切なことは最終的には実際にあなたが使える知識にまで加工しているということです。私自身もかなりマラソンマニアを自負しておりまして、勉強しているだけでも楽しいのは楽しいです。
ですが、やっぱり私自身もマラソンを極めんと生活のほぼ全てを捧げてきた身としましては、結果に繋がるということ、実際にそれでやってみて上手くいくということが非常に大切だと思っています。そんな訳で、あなたの結果に繋がるように使える情報へと加工して解説させて頂いております。
そんな「マラソントレーニング研究」ですが、ここまで読まれても「言っとくけど、俺はこれまでマラソンに関してはかなり勉強してきたよ?この俺を満足させることが出来る根拠は?」とお考えの方も多いと思います。
その説明の仕方もいくつかあるでしょうけれど、先ずは受講生様のお声をお届けさせて頂きます。
「「マラソントレーニング研究」は、ちまたのHow to もの(これさえやっとけばマラソンで良いタイムが出る)とは違い、もっとマラソンの本質を捉えて構成された講義です。多少時間をかけてでもじっくりマラソンの本質、トレーニングの原理原則と言うものを理解してから、最終的には人まねではなく個々に合ったトレーニングを組み立てていくと必ず成果が上がります。トレーニングとは組み合わせの妙味なんです。
マラソンは面倒くさがらずにピラミッドのように底辺からコツコツ積み上げて速くなります。私も20代30代40代50代ずっと年に2~3回フルマラソン走ってきましたから、間違いありません。年季がいる種目だけに安易な情報に飛び付いてあれやりこれやり統一性のない練習を繰り返していても速くなりません。土台からきちんと積み上げていくんです。そのための貴重な資料となる講義であると思います」
松本一生様
「当方のマラソントレーニング研究感想
良かったこと
・一番良かったのは、ランナーあるあるの距離走(30K)を
マラソンペースでしないといけない的な思い込みは誤り。。。
というか、一流ランナーの練習内容には、ないことが分かった事。
(せいぜいマラソンペースの95%くらい)
・一部(小生)を除いて一流ランナーの練習メニューを紹介頂いているが、
月間走行距離や二部練習をしているという部分はあるものの、
そこまで何かスペシャルなことをしているわけではなく、
ほぼ大半が負荷を抑えたランニング中心の練習であること
(一流ランナーでも日々の低強度の積み重ねの練習が主であること)
を確認できること。
・一流ランナーの練習メニューのため、タイム的には市民ランナーの
一般的なタイムとはかけ離れているが、講義を通して、
講義されている池上さんから、マラソンペースのOO%のスピード等々
一般化して解説してくれているので、自分にあてはめて消化しやすい。
・大きく3種類にタイプを大別して特徴を説明してくれているので、
ある程度自分はどのタイプの練習が適切であるか、自分の練習メニュー
を振り返りながら、比較検証できる。
購入オススメしたい方
・マラソン本番レースに向けて、自ら練習計画を作成した経験のある方
(1回もない方は、ひょっとしたら、漠然と聞き流して終わってしまう可能性あり)」
上田正太様
「一般性に特化した練習についてはマラソンの基礎構築期に役立てることができると感じていて、10月~12月の基礎構築期に一般性に特化した練習を参考に練習を組んでいました。
また、そこから徐々に特異的なマラソン練習に移行していく流れ、マラソン練習におけるスピード練習や距離走の組み方、質、量、頻度についても学ぶことができ、1月~2月の練習計画に役立てることができました。
結果として、12月にはマラソン基礎構築の練習の過程で5,000mの自己ベストを更新し、2月は練習の一環で出た姫路城マラソンでサブ3を達成、3月のさいたまマラソンでは2:55'14"という記録で、昨年から自己ベストを約7分更新することに成功しています。昨年9月にはオーバートレーニングで全力1kmが4分かかってしまうくらいに走力が落ちていたにもかかわらず、ここまで記録を伸ばすことができたのは、マラソン研究で様々な練習例を学ぶことができ、それを実践することができたためだと思っています」
小林大祐様
「「マラソントレーニング研究」の講義を受講させていただいたことで、レースまでの計画の立て方について非常に勉強になりました。
・どこまで特異的なトレーニングをすればいいのか。
・一般性から特異性への移行はどのようにすればいいのか。
・だいたい何週間前に、何をやればいいのか
上記3点について、一流ランナーから市民ランナーの実際の練習メニューを解説いただいたことで、今まで知識としてあったものが、具体的に実践レベルまで理解できたと思います。
一流ランナーの練習を見ていると、無茶苦茶な練習がそこまでない。ということに改めて気づけたことは良かったです。
よく練習は継続が大切。点ではなく線で考える。といったことが言われますが、自分で練習メニュー見てるだけだとなかなか気づけませんが、池上さんの解説を聞いてると、本当にそうだな!と理解できました。
練習内容はそれぞれ異なるのですが、でもやっぱり共通している部分はあるんだなと理解できました。
これは一流選手だろうと市民ランナーだろうと変わらない部分であり、最終特異期にこの練習ができればレースでどれぐらいで走れる。といったことが分かるので、レースで失敗する確率も減ると思いました。
当然、最終的にやる特異期の練習のレベルを上げるためには、土台づくりをどれだけできるかということに戻ってくるので、愚直に今後も土台づくりはやっていきたいと改ためて考えさせられました。
また5000mのタイムとマラソンのタイムの差から考えて、このタイプの人は割とそこまで疲労を残さずできるが、このタイプの人はマラソンレースペースの練習でも結構きつい。
といった単純に16kmテンポ走を入れるにしても全員がこれでうまくいくわけではないというのが理解できました。
まさに私は、マラソンレースペースで16kmでも十分高強度に分類されるので、その前後の練習を考える際は気をつけようと思いました。私の淀川マラソンまでの練習内容の解説は、今後5年後、10年後の練習計画を立てる際にも参考にさせていただくと思います」
榮井悠佑様
「受験生時代に分厚い辞書のような参考書を全部覚えようとしたことがあるような方には絶対にハマる内容です。
逆に、「入試問題出る順~〇〇日完成~」のような内容を求めている方にはオススメしません。
講義の構成としては池上氏が選定した14名の選手について、マラソンレース前のトレーニング記録ひとつひとつを全て解説する内容です。
そんな構成なので、総再生時間は驚愕の10時間弱という大長編となっております。
14名の選手も3タイプに大別されていて、「一般性(基礎構築)重視の選手」「特異性(実践寄りの練習)重視の選手」「それらの中間(池上氏のコンテンツで基本となっている方針)の選手」がそれぞれ登場します。
よって、受講対象となるのは「既に原理原則を学習されていて、それに基づきご自身のトレーニングを組めている方」になるかと思います。
(=上級者向けと考えていただくのが良いです)
例えば、講義を受講して「自分はどのタイプで対応するのが良さそうか」なども考えることができ、講義に登場するトレーニング内容を適宜取り入れるといった使い方もできますが、3タイプのメリット・デメリットや各期分けではどのようなトレーニングが肝になるかを理解している必要があります。
講義内容を全て理解できた場合、トレーニングの引き出しについては無双状態になると思っていただいて良いかと思います。冒頭で述べた辞書を全部覚えた受験生のようなイメージです(ちなみに私は到底その領域には到達していません)。
とはいえ動画形式で何度でも見返せますし、一時停止や進む戻るも自由自在なので、手元に置いて何度でも活用できます。
なので「今は難しそうだけど将来的にはガッツリ学ぶ意欲がある」といった方も、今のうちに入手して損はないと思います」
井本健太様
次に、私自身がこれらの情報をどのように集めてきたのかということですが、とりあえず、マラソン関連の書籍につきましてはざっと以下の書籍を参考にしてきました。
‘’Training with Cerutty’’ Percey Cerutty著
『マラソンの心』宗茂著
『見つける育てる活かす』中村清著
『マラソンの真髄』瀬古利彦著
『挑戦』中山竹通著
『アドバンスドマラソントレーニング』ピート・フィッツィンジャー著
‘’Jack Daniels Running Formula’’ Jack Daniel著
『野口みずきの練習』野口みずき著
‘’Road to the Top’’ Joe Vigil著
『中長距離トレーニングの科学的トレーニング』ピーター・コー、デヴィッド・マーティン共著
‘’Das grosse Laufbuch’’ Herbert Stiffiny著
‘‘Run Faster‘‘ Brad Hudson著
‘‘Running to the Top‘’ Arthur Lydiard著
‘’The way of Runner’’ Adharrand Finn著
‘‘Leidenschaft Marathon die Weltkarriere der Katrin Dörre Heinig‘‘ Katrin Dörre Heinig著
‘‘Running with Kenyan‘‘ Adharrand Finn著
『心で走れ』中村清著
『マラソンに勝つ』
『ランニングタフ』マイケル・サンドロック著
『冬の喝采』黒木亮著
『アニモ』有森裕子著
『努力の天才高橋尚子の基礎トレーニング』山内武著
『マラソン哲学』
『リディアードのランニングバイブル』アーサー・リディア―ド著
『高橋尚子金メダルへの絆』小出義雄著
『ゆっくり走れば速くなる』佐々木功著
『新ゆっくり走れば速くなる』浅井えり子著
『雑草のごとく』谷口浩美著
『マラソンでたらめ理論』小出義雄著
『高所トレーニングの科学』浅野勝己 小林寛通編集
‘‘Run to Win The Training Secrets of the Kenyan Runners’’ Jurg Wirz著
‘’Time to Run Das Trainingstagesbuch für alle, die das Laufen lieben‘‘ Anna Hahner und Lisa Hahner共著
『走る意味』金哲彦著
『マラソンは毎日走っても完走できない』小出義雄著
『人生ランナーの条件』君原健二著
『ぼくは何故走るのだろう―君原健二のマラソン人生』浜上潮児著
『マラソンランナー』宇佐美彰朗著
ざっと手元にあったり、思い出せるものだけでこんな感じです。実際には、これよりもはるかに多いですが、書籍に関してはこのくらいにしておきましょう。あとは言うまでもなく、インターネット上にある様々な有料、無料の情報を集められるだけ集めました。中にはRunners Universeという今はもうなくなってしまったウェブサイトもあります。
そして、日本国内の一流選手、一流指導者はもちろんのこと、ヴォルフガング・ハイニッヒ、レナト・カノーヴァ、ディーター・ホーゲンなどボストン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、フランクフルト、ロスアンゼルス、ロンドンなどのメジャーレースのチャンピオンやトップ3,トップ6を何人も育て上げてきたコーチにも直接お会いして様々な情報を集めてきました。
そして、何よりも日本国内の数百人のサブ3達成者、サブエガ達成者の市民ランナーさんの数か月間にわたるトレーニング記録を収集し、今市民ランナーさんとプロランナーの両方のトレーニングデータを最も所持しているのは私と言って良いでしょう。
量が質を生むというのはある程度まではどの分野でも同じだと思います。もちろん、最終的には天才のひらめきやその人自身の感性、センス、才能、素質といったものも問われるとは思います。
しかしながら、どんな分野でもまずは膨大な量の情報を頭に入れることによってそこから法則や原理や原則が見つかる、すなわち本質の部分が見えてくるというのは同じだと思います。これを専門用語ではゲシュタルト知覚とかゲシュタルト統合という風に言います。情報量は質を生むのです。
とはいえ、私がこれまで学んできたこと、経験してきたこと、アクセスしてきた情報をすべてお話させて頂いたら100時間にはなるでしょうから、さすがにそれでは一般向けではありません。では、一般レベルでなるべくまとめつつも、しかしながら目の肥えた玄人さんを満足させ、感動させるにはどのくらいの分量が適切かと考えた結果、10時間くらいでお伝えさせて頂けるようにまとめました。
私自身はマラソン2時間13分という二流の記録しか持っていませんが、素人ではないことはお分かり頂けるかと思います。実際に、私自身の体で3パターンとも試してみて、色々感じたこと、学んだことも踏まえて講義に反映させて頂いております。
ここまで書くと、逆にプロランナーでもない市民ランナーの自分に理解が出来るのかという疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが、それについてはご安心ください。平均より少し上くらいの知能指数があれば十分に理解できる内容になっています。決して、マラソンで2時間半を切っていないと理解が出来ないという内容ではありません。
別の言葉で言えば、普段から本を読まれる方であれば、十分に理解可能です。
一方で、学生時代常に平均を下回っており、大人になってからも本を全く読まないとか講習会に参加したり、オンラインスクールを受講したことがないという方はちょっと厳しいと思います。
時間的には10時間と長いですが、一度お申込みいただきましたら死ぬまでご視聴可能ですので、少しずつご視聴頂ければと思います。PDFファイルがついておりますので、解説を一切聞かずに、とりあえず一通りザーッと練習メニューに目を通すということも可能になっております。
最後にもう一度申し上げます。こちらの講義動画は普段からインターネットや雑誌でマラソントレーニングに関する情報を集めてきたけれど、実践と理論が高いレベルで融合した、あなたを感動させるような深い知識、万人に応用可能でマラソントレーニングの本質を捉えた情報に出会ってこなかった、是非ともそんな情報に出会えるなら出会いたいと思っている方の為の講義動画です。
断言させて頂きます。もしも、あなたがマラソントレーニングに関する情報を集めてきた人であればあるほど、感動させることが出来ます。単に勉強になったとか、役だったとかじゃないです。感動させてみせます。
では、その感動はどこからくるのか?
私のマラソンに対する愛から来ます。人間口ではなんとでも言えます。しかし、実際にここまで人生をマラソンに捧げてきた人はそう多くはないと断言できます。ある方が一度私を評してこういってくださいました。
「ここまでのレベルのアスリートで頭が良くて、なおかつそこに心がある人に今まで出会ったことがない。今魂が震えるほど感動している」
ここまで私も分かってもらえる人に分かってもらえれば良いと思ってやってきました。私のことを分かってくれる人、それは同じようにマラソンを愛している人です。もしも、あなたがマラソンを愛しておられるのであれば、あなたの琴線に触れ、その弦を震わせて美しい音色を奏でて見せますので、必ず受講してください。
その代わり、もしも感動できないのであれば、一言も弁解せずに全額返金させて頂きますので、こちらをクリックして問い合わせページより「マラソントレーニング研究 全額返金」とご入力のうえ、送信してください。
ですが、そのようなことにはならないでしょう。他の受講生様の半分程度の満足度でも感動していただけるのですが、いかがですか?
また、追加でこの機会に申し込んだ方が良い理由を提示させて頂きます。マラソントレーニング研究はこれだけの質と分量の講義であるにも関わらず、たった税込み49500円の受講費で受講していただけるのですが、10月18日土曜日から10月20日月曜日までの3日間限定で20%オフのたった39600円の受講費で受講していただけるようにさせて頂きます。
さらに、市民ランナーとして大田原マラソンを2時間36分で制された大久保絵里さんの大田原マラソンで優勝するまでの20週間の全練習をご本人の解説動画付きでお届けさせて頂く講義動画「大久保絵里のエリート市民ランナー養成講座」(9800円)もお付けさせて頂きます。
最後にあなたに考えていただきたいことがあります。ここで考えうる最悪の場合は何でしょうか?
最悪の場合はあなたは一度申し込み、これまであなたと同じようにマラソンを愛する人の魂を震わせてきた講義を受講しながらも何故かあなたには満足できず、一度払った受講費を全額返してもらうという場合のみです。
しかし、そのようなことにはならないでしょう。もしもあなたが本当にマラソンを愛する方であれば、絶対にその魂を震わせてみせますので、今すぐ下のリンクをクリックしてお申込みください。

























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